参加者の日記帳 - 声楽教室

2004.3.13
発声:同じ位置に当てる練習。低くなると下がるので、顔の響く場所をキープすること。
“Allein zu dir, Herr Jesu Christ”(Schop):歌詞を朗読できるようにすること。「話し言葉」と「歌」と「朗読」の発声が別のものとして感じてしまう。特に「読む」ことができない。どうしたらできるか、考えてみます。(KK)

2004.3.12
発声:鼻腔に一つの母音を響かせる。歌うようにしゃべる。拍ごとでなく小節を感じる。バスの音を聴いて和音を感じる。下顎を下げると音程が良くなる。話し声と歌う声が違うのが問題。意識的に声を上げると喉が痛くなるので困る。恐らく鼻腔の感じ方がつかめるとよいのかもしれない。
〔息と口の形と響きが安定すれば音程は定まる。(め)〕。
宿題:歌詞のイメージを絵に描いてみる。オルガンでバスを弾きながら歌ってみる。音楽が停滞しないように。(NF & YF)

2004.2.28
発声:正しいポイントで音が出るのに時間がかかるので、最初の音は長い音にした。地声と裏声がうまく混ざらない。
“Allein zu dir, Herr Jesu Christ”(Schop):全体的にとにかく歌わないで「しゃべる」こと。途中からテオルボの伴奏が入って、大変気持ちよく歌させていただきました。(KM)

2004.2.27
発声:頭声と胸声をつなぐ練習。口を脱力し前面に出して上げる。おなかから背中、背中から頭の後ろ側へと2段、3段の空気送りをする。高音域では空気圧を上げる感じ。母音アイウエオは同じ所で歌うこと。
宿題:J. S. Bach,“Vom Leiden und Sterben Jesu Christi”(シェメリ)の歌詞の意味を調べてくること。

感想:オルガンに続いて、歌でも脱力の重要性を感じる。出来ることもあるけど、安定しない。〔確率から確実へ。頑張ってください(め)〕。発声に際して使う身体の部位にもっと意識が向くといいなあ。(NF & YF)

2004.2.25
“Allein zu dir, Herr Jesu Christ”(Schop):強い意味を持つ言葉を把握し、同じ音型が繰り返し現れる時の表現に注意。歌と伴奏が面白いように追いかけっこしていて楽しかった。伴奏と歌は本当に相関関係にあるのだなと思った。(KK)

2004.2.14
発声:響きを背中全体に廻す。顎が堅いから響きが奥まる。舌に力が入っている。自由に動かすこと。
フレーズの終わりに口を閉じる音が変わる癖がある。下降音型のときに下がる準備をすること。
“Allein zu dir, Herr Jesu Christ”(Schop):(テオルボの)通奏低音をよく聴くこと。体全体を使うこと。声の位置を変えないこと。(KI)
発声:「ソ・ラ・ソ・ラ」の音型を「ラ」で発声。頬骨を中心として、後ろに円を描くように音の流れを作ること。円の中心を見つけることが大事。初めの「ソ」音と最後の「ソ」音が明らかに違う。初めから理想の音を出したい。音がうまく頬に当たったと感じた時は、頭の上方も喉も全く力が入っていなくて、とても楽に声が出ていることに気付く。最近、気がつくと、話し声が前にも増して低いような気がします。音のポイントを上げるために、普段から電話に出るような「よそ行き声」でしゃべった方がいいのかな?(KM)

2004.2.13
発声:一つのフレーズを一つの母音で和音の中で歌う。音域が広くなった(F - A)。チェンバロで示された音と同じ音が出せるようになった。目標は、和音の中からも音を取れるようになること。(N.F.)
おなかの筋肉を使う練習。(YF)

2004.1.31
発声:1) 自分の一番鳴る音、A と H。2) 聴く耳を養うために3度、4度、5度の練習。
初見:“Der Tag bricht an”(EG Nr. 438):一つの母音で歌ってみる。次に歌詞の母音のみで歌ってみる。すべての母音でなく、重要な母音を響かせるように。
“Allein zu dir, Herr Jesu Christ”(Schop):先ず母音で譜読み。音の高低に惑わされず、同じ位置で鳴らすこと。歌詞の朗読。朗読により、言葉の抑揚を把握。

感想:喉に引っかかるガサガサ声(人呼んでチェンバロ声)がなかなか取れず、悩んでいます。発声通りに歌詞をつけ、意味が分かるように歌えるようになることが課題。(KM)

2004.1.31
発声:息と声をつなげる練習。頬骨を思いっきり上げる。その際、舌を楽な状態に保つため、前に出しながら。出しやすい音域で5つの母音をはっきりと。籠もらないように明るい声で。5つの母音を「当てて」しゃべる。そのとき、どこで響かせているかを確認して、同じように歌ってみる。
問題:1) 発声する位置が低すぎる。そこで、これでもか、と言う位、頬っぺたを上げまくる。
2) 響きを気にしすぎて声が奥まる。そこで、舌を出すか、まともにしゃべってみる。
3) 首から上だけで発声している。そこで、体全体を使うつもりで歌う。

成果:1) 頬っぺた上げまくり戦法が効いて、いつもより高い位置で一瞬歌うことができた。「そうか、いつもは低かったんだ」ということを実感。2) 自分が「良い」と思っている発声と、先生の「良い」が違うということを、今は肝に銘じなければならない状況。自分の感覚に頼るのは半分にする必要がある。(KI)

2004.1.30
発声:頭声と胸声を混ぜる練習。おなかと声をつなぐ練習。問題点:声がひっくり返るポイントがはっきりしすぎて、後ろ側に響かない。(YF)
発声:音階を歌うときもメロディーとして音型を歌う。問題点:音がブツ切れ。音型を意識しないので、自分の都合で息をする。(NF)
重唱:音(3度、5度)を合わせる。上昇音階でうわずり、下降音階で下がらないように。
4度で倍音の練習をする。J. Eccard,“Ubers Gebirg Maria geht”:言葉に合った音型で歌うように。

特別練習:倍音を聞き取りたいと常日頃思っていた私たちのために、聴き取りの練習。(YF & NF)

2004.1.27
息の使い方:歩きながら歌うことで無理のない息づかいを練習。
発音:朗唱(“Meine Seele erhebt den Herren”)をしながら、子音の出し方を練習。
声:声を出す位置を統一する練習。
H. Purcell, “An Evening Hymn”:譜読み。

感想:今日は寝不足のため後半は体力不足。昨年から課題の「効率的な息の使い方」がなかなか身に付かず、苦労しています。「歩きながら歌う」のは、息を保たせねば、という強迫観念から気をそらすのに有効だと思いました。普通に立って歌うとどうして出来ないのでしょう。不思議。(KK)