バッハの森は、石田友雄(聖書学者)と故・石田一子(オルガニスト)夫妻の呼びかけに賛同した市民有志により、聖書と教会音楽の総合的な学び舎の設立を目指して、1985年に、研究学園都市・つくばに創設された私塾です。
その建設資金、2億数千万円は、大部分、石田一子が寄付し、一部を市民有志から募金してまかないました。従って、バッハの森は、あらゆる既成の組織から独立していますし、いかなる宗教団体とも無関係です。
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バッハの森の学習目標は、知識と技術の習得にとどまらず、教会音楽に宿る魂の響きに感動する鋭敏な感覚を養い、共に音楽する喜びを味わうことです。
入試も卒業も資格授与もありません。何を学ぶかは各自の自由ですが、全コースは総合的に構成されていますから、出来るだけ複数のコースで学ぶことをお勧めしています。
学習コースはいつでも参加できるゆるやかな会員制です。
しかも継続するかどうかは、1年ごとに、参加者各自が決定することになっています。
現在、バッハの森では次のような科目を学習しています。
- 実技:合唱、歌唱、オルガン、クラヴィコード、ハンドベル
- 曲目:コラール、教会カンタータ、受難曲、ミサ曲
- 語学:ドイツ語とラテン語(歌詞の発音と理解のための実用的学習)
- 思想:聖書(教会音楽理解のため)
石田友雄(いしだ・ともお)
1931年、東京に生まれる。エルサレム・ヘブライ大学に学び、古代イスラエル史を専攻。
旧約聖書、ユダヤ文化、現代イスラエルに関する著書、論考多数。
教会音楽をめぐる宗教文化史を研究中。筑波大学名誉教授。
バッハの森の活動に関する資料です。
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