親の心得
ひとりひとりの生徒と向き合う個別指導の実績がある受験舎の先生たちが、子供たちのモチベーションをアップ
させるノウハウや、やる気にさせる言葉を親御さんたちへレクチャーします。
其の6 入試シーズン到来
いよいよ今月から私立中学校の入試が始まります。1月初旬には私立高校の入試、2月には県立高校推薦入試、そして3月にはいよいよ県立高校の一般入試をむかえます。そこで、今回はお子さんが入試で1点でも多く取れる秘訣をお教えします。
①健康管理
これから、かぜなどが流行る季節がやってきます。せっかくこれまで入試に向けてがんばってきたのに、ここで病気になってしまい最悪入試を受けられなかったら元も子もありません。
また、入試日ではなくても、病気にかかることで、一時的に勉強ができなくなり「他人に遅れをとってしまう」などと余計なことを考えるあまり、調子を崩してしまう生徒も少なくありません。
入試にとって学力はもちろん大切なことですが、それより何より重要なのは、実は"気力と体力"なのです。ここはひとつ、家族全員が協力しての徹底的な健康管理に努めましょう。
②家庭内の空気に注意
入試が近づけば受験生は自然と緊張してくるものです。これはさして問題はありません。しかし、周りの家族(特にご両親や祖父母)が緊張しだすと厄介なことになります。
これは、家族にとって初めての受験生を持った場合に多く見られることですが、本人は特に緊張していないのに、周りの緊張が家庭内を支配することで受験生の居場所がなくなり、ひいては受験生を見えないプレッシャーが包み込むことになってしまいます。
お気持ちはわかりますが、なるべくならご家族は常に「ケセラセラ」(なるようになる)と笑顔で接してあげましょう。
③冬期講習会の有効活用
これは特に県立高校の一般入試を受ける生徒についてですが、冬期講習会というのはそれまでの講習会と違って、3月の入試を見越して学習計画を立てるものです。
つまり冬期講習会で完結するのではなく3月本番までの継続学習の始まりだ、と考えたほうがよいと思います。
と、いうのも、例年この時期からぐんぐん伸びて志望校合格を勝ち取る生徒が多く見られるからです。もちろん生徒の個性や得意、不得意によっても伸びしろはまちまちですが、やり方さえ間違わなければ50点以上伸びることも多々あります。
いずれにせよ、お子様の合格はご家族の協力なくしてはなしえません。一人ひとりが自分のベストを尽くせるよう心から応援しています。